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森びとプロジェクト委員会の緊急提言

森びとプロジェクトの高橋さんから、ナラ枯れの原因解明と対策を求める、管総理宛の緊急提言が送られてきましたので、新聞記事と合わせて転載します。




NPO法人関係者、労組、研究者、ジャーナリストの皆さんへ
 昨日、添付資料を首相官邸、民主党、農水省へ提出しました。提言の実現はこれからですが、対応してくれました政府与党の皆さんは理解を示してくれました。皆さまのアドバイスに感謝します。ご意見をお待ちしています。
森びと 高橋佳夫
森びと記事110206

提言文は長いので、下の行をクリックして、pdf書類をダウンロードしてご覧下さい。
http://mizumoribito.web.fc2.com/info/moribito_teigen110216.pdf
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「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」参加報告

11/14開催の「森と生きるキャンパスフォーラム2010in慶應」に私と副代表の茂美さんで参加してきました。

キャンパスフォーラム2010


開会式では林野庁長官が挨拶し、森林保護対策室室長さんのお話もありました。この夏の議員連盟のナラ枯れ視察に参加していた松浦大悟参議院議員さんから力強い挨拶もありました。その後DVD『森の女王』の上映がありました。
シンポジウムでは、報告者として、日本熊森協会(森山まり子さん代表)事務局の中本菜々さん(熊が暮らす森とそうでない森のゾーンニングを提案)、衆議院議員で日本の森を元気にする議員連盟の山崎誠さん(丹沢の標高1500の山に炭まきをし実証実験を計画中)、東京農工大教授の畠山史郎さん(大気汚染物質の発生源である中国で、その大気を調査。石炭にわらやおがくずなどのバイオマス材料と石灰などを混ぜて作る練炭のマメ炭の製造をサポート/これによって硫黄酸化物の排出がほとんどなくなる)、今回の主催者NPO森びとプロジェクト委員会の事務局長の清水卓さん(足尾の植林活動と広葉樹枯れの現状の報告)から、それぞれお話があり、そこにご存知小川真先生、森びとの理事長の岸井成格さん(毎日新聞主筆)、全国林野関連労組執行委員長の河田伸夫さん、進行役に森びとの副理事長の高橋佳夫さん(8月のナラ枯れ視察でお世話になりました)が混ざっての討議がありました。

そして採択された宣言文が以下のとおりです。


フォーラム宣言
本日、慶應日吉キャンパスから森の悲鳴が聞こえました。
DVD『森の女王』では全ての生物は森に生かされていることを見事に物語っていました。たった一本のイチジクの木は微生物から象にいたるまで、全ての生物のいのちを育みます。餌をもらった動物たちの恩返しでイチジクの木も100年以上生きています。まさしく森の樹は恵みの母であり、森の家族の母とも言えます。この母は、“森を忘れて自然に背いていると人間には未来はないよ、自分たちが一番賢いと思い上がっていると人間には進歩も幸せもないだろう”、と言い聞かせているようです。
地球上で起きている気候変動や異常気象を見るとそれは森の悲鳴であり、私たち人間社会への警鐘でもあります。遺伝資源の奪い合いが露呈したCOP10、京都議定書の約束事を守ろうとしない国々、その上、熱帯雨林などの伐採が続く中で何千万人の「環境難民」が生み出されていることへの警告です。
日本の森も毎年元気をなくしているようです。森の家族のクマ、イノシシ、シカ達が越冬するのに死にものぐるいになっています。また、局地的集中豪雨を森の力で防ぐこともままならないようです。人工林の放置、松枯れに続くナラ枯れの拡大とその被害は広がる一方です。これ以上黙っていては永遠に恵みの母たる森を救うことはできません。
私たちは全ての人類は森の家族であることを呼びかけ、生態系豊かな日本の森をもっと元気にさせていくために政府の決断を求めていきます。
政府は、日本の科学者の総力を結集してナラ枯れの原因(虫以外の)解明とその対策を早急に行ってください。そして、放置されている人工林の伐採と日本の伝統構法建築の継承による木材の活用促進、伐採した跡地でのふるさとの木による森づくりを早急に着手してください。そのことが地域・山村の活性化、雇用の場の拡大につながるようにしてください。
私たちは誓います。
恵みの母たる森づくりを政府に求めていく以上、私たちも日本の森を元気にする森づくりを今までよりも拡げます。森づくりで出会った森を愛する皆さんとのつながりを大切にし、「山と心に木を植えて」森の家族の絆を強めていきます。文明の終焉を迎えないために、地球が森の家族でいられるように!
以上、宣言します。
                        2010年11月14日
         第3回「森と生きるキャンパスフォーラム2010 in慶應」


小川先生からは「クールフォレスト」というアイデアを聞きました。炭を森林等にまいたり埋めたりして、炭素を貯留できた分を、クレジット化して(co2のカーボンクレジットのように)、企業などにそのクレジットを購入してもらおうというものです。田畑に炭を入れた場合は、京都の亀岡等で「クールベジタブル」ということで取り組みが進んでいます。小川先生が会長のJBA(日本バイオチャー普及会)で、炭素貯留規格(カーボンクレジット証明書発行規定)なども検討中のようです。
わたしたち水守人の会で、炭まきする時の炭の調達には、自分たちで焼く分と、あとは購入するわけですが、その資金はグッズの売上と助成金に頼っているのが現状です。助成金以外の方法として、私たちなりにも展開を考えたいものだと思いました。

当日会場で、小川先生から、この10月に名取のゆりりん愛護会(閖上の松林の保全活動)を来訪された折、取材で同行されていた日本経済新聞社の清水さんが書いた記事を送って下さる旨のお話をいただき、さっそく送っていただきました。下記アドレスでダウンロードできますので、ぜひご覧下さい。

日経の小川先生の記事  
http://mizumoribito.web.fc2.com/info/nikkei_ogawapdf.pdf


また、当日参加されていた、やはりご存知大森禎子先生から、会場でさっそくに親子松の年輪調査の結果の書類をいただきましたので、その一部もアップします。
53年前から、はっきりと衰退が始まっていたことがわかります。年輪幅の平均値が極端に少なくなっているのがわかります。この数値が前の部分の数値の1/2以下になったら、衰退していた時期として考えられるとのことでした。

年輪調査

たくさんのありがたいご縁と勇気をいただいたフォーラムでした。
プロフィール

光夫

Author:光夫
酸性雨によって森林が衰退し、樹木が枯れ始めています。これを予防しようと、森を元気にするために、水源の町、宮城県七ヶ宿で、森に炭をまく活動をしています。

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