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宮下正次さんのブログ/炭で元気になった樹木の話

今年6月にお世話になった宮下正次さんから、衰退した樹木が炭で元気になった話が入りましたので、紹介します。
宮下さんのブログもどうぞご覧下さい。
宮下正次.com

ナラ枯れ対策 コロンブスの卵
以下、宮下さんのブログから抜粋
ナラ枯れの原因は虫(カシノナガキクイムシ)ではなく、土壌の強酸性化でした。

全国各地でナラ枯れ対策が取られているが結果は出ていない。

その対策は、ナラ枯れの原因を虫と断定して各種の対策が取られてきた。

強酸性化した土壌を中和したらナラをはじめとする樹が元気になりました。

虫が入って根元にフラスの出たコナラの周りに炭を撒きました。

虫に入ったコナラは4本ありましたが、全部元気になって、樹液も流れ

出していました。

雨のpH測定日誌更新です

pH測定日誌タイトル

雨のpH測定日誌更新です。東からの降雨や台風は比較的pHは酸性に傾いていないことがわかります。8/26以降の11以降が追加分データです。
pH日誌1009

ここのところ、町内どこへいっても、ナラ枯れのことが話題に登るほどになってきました。それほど、誰もが不安を感じているということでしょう。そこで、酸性雨の話をしたりするわけですが、なかなか正確には伝えることができないなあとも感じています。

ナラ枯れが気になっている方々の認識の中で、とりわけ欠けがちだなあと思われることは、これは今始まった、数年前に始まった流行病ではないということです。ここ20年間くらいの酸性雨による土壌の酸性化が積み重なって、それで、いよいよ限界に達して来たということだと思うのです。多くの方が、はやりが治まれば、ムシの勢いが一段落すれば、通り過ぎることだろうとも感じているのではないでしょうか。しかしさにあらずです。
そういう認識を持ちつつ、山に炭をまくし、私たち自身の日常を見直さなければならないと感じています。
思えば、私が炭やきをするようになって、山をじっくり観察できるようになったのは17年前からであって、つまりは衰退が始まった山しか見ることができていないわけです。

ひこばえも枯れた!

厳しい残暑が続くここへきて、町内また、さらに東隣の白石方面にも、ナラ枯れが目立つようになってきたようです。ふいに会った知人からも日常的に会話の中で「ナラ枯れ」の話が話題にのぼるほどです。
樹木が立ち枯れる現象はアカマツなどから始まったわけですが、大森先生によれば、樹皮がごわごわしていて、表面積が大きく、汚染物質を集めやすいものがより多く硫酸を蓄積し、土壌が酸性化し、樹木が弱り、たまたま適合するムシがいる樹種から枯れていっているということのようです。現在目に見えて枯れているものだけではなく、森林全体の衰退が進行しているわけです。
とにかく炭をまかなければなりません。

そんな中、ひこばえが枯れた画像が届きました。広葉樹は伐採した後、切り株周辺からヒコバエといって、新しい芽が出ます。そうやって林が更新されていくことを「萌芽更新」(ぼうがこうしん)といいます。それをする力が森林になくなってきているということでしょうか。
萌芽枯れ1
撮影日  :8月27日 樹種:ミズナラ
撮影場所 :町内林道沿の杉林の脇。日当たりはそこそこあり。地形的には谷付近。虫が付いた形跡は見あたらず。

萌芽の枯れ2
撮影日  :8月27日 
撮影場所 :町内林道沿。もと杉の植林地が手入れ不足で雑木林化したような場所。日当たりはそこそこ。地形的には谷付近。虫穴およびフラス(ムシが穴を掘ったあとの樹の粉)あり。
プロフィール

光夫

Author:光夫
酸性雨によって森林が衰退し、樹木が枯れ始めています。これを予防しようと、森を元気にするために、水源の町、宮城県七ヶ宿で、森に炭をまく活動をしています。

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