小川眞先生の新刊のご案内転載

白砂青松再生の会からのお便りということで、小川先生から新刊紹介の案内が来ましたので、メールをそのまま転載します。
先生がお住まいの京都の宇治にもナラ枯れが進行していて、そこに炭を背負ってまいてきましたと、先日お会いした折お話しされていました。
大森先生も、宮下さんらと共に、佐渡でナラ枯れの調査と炭まきをしてこられたということでした。今回の炭は、大森先生の依頼を受けて、一部水守人の会で準備させていただきました。お便りによれば、佐渡の1000m近い妙見山周辺の至る所でマツもナラも枯れていたということでした。



白砂青松再生の会の皆様へ

ようやく猛暑が去り、急に寒くなりましたが、ご健勝にお過ごしのことと存じま
す。このたび、永年気がかりだった、Ainsworth G. C. “Introduction to the
History of Mycology”を翻訳し、「キノコ・カビの研究史」として京都大学学術
出版会から出版していただくことになりました。1976年に書かれたものですが、
菌学史としての価値は衰えていないと存じます。難解な文章や外国語、人名など
に少々手こずりましたが、家内や京都大学学術出版会の方々に助けられて完訳す
ることができました。間違いも多いことと思いますが、高齢者に免じてお許しく
ださい。

  領域の如何を問わず、学問研究はその歴史を学ぶことから始まります。研究
の大きな流れを把握し、正しい視点に立って新しい分野を開拓していく研究態度
が、今最も必要とされているように思えます。教育の場を逃れた身として、せめ
て、菌類に興味を抱く方々に、ヨーロッパに始まって世界へと広がった菌学の流
れを汲み取っていただきたいと願って、浅学非才を顧みず訳しました。ご関係の
団体やお知り合いの方々にご紹介いただければ幸甚です。なお、以下に京都大学
学術出版会からの案内を載せさせていただきます。 
小川

新刊
キノコ・カビの研究史 ー人が菌類を知るまでー
G・C・エインズワース/小川 眞 訳
京都大学学術出版会
A5判上製・418頁・定価4,200円(税込)
ISBN: 9784876989355
発行年月: 2010/10
ホームページに目次が掲載されていますので、ご参照ください。
http://www.kyoto-up.or.jp/book.php?isbn=9784876989355

メーリングリストメンバー 期間限定特別頒布価格
2割引:3,360円(税込)
送 料:1冊-300円、2冊-400円、3冊以上無料/配送
クーポンコード:MF913(2010/11/30まで有効)

上記、京都大学学術出版会webよりご購入の際には、
買い物かごに入れる→配送地域[Japan]選択 購入手続きに進む→
買い物かごの配送先・請求先情報記入ページの備考欄の下
クーポンコード記入欄にクーポンコードMF913を記入して
進んでいただきますと、書籍代金が20%割引されます。

公費書類など、ご不明の点がございましたら営業室
担当:山脇 yamawaki@kyoto-up.or.jp まで直接お問い合わせください。

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今年最後のみんなの炭焼き作業日11/21ご案内!!

  みんなの炭焼作業日11/21のご案内

 今年度から水守人の会では、炭まきするのに使う炭を自分たちで少しでも調達しようと、会員、非会員を問わず、作業日を設けて、炭を焼くことになり、これまで4月、7月、9月と実施しました。そして今回は今年最後の「みんなの炭焼作業日」です。
詳細は下記の通りです。ついでに山に炭もまきにいきます。今回は積雪前にたくさんまいておきたいということで、いつもよりたくさんの炭をまきます。みなさんのご協力をお待ちしております。
お気軽にご参加下さい。興味ある方にどしどしお声がけしていただいても構いません。
午後の炭まきだけの参加でも構いません。

日時 11/21(日曜)AM9時半〜夕方(午前9時半佐藤光夫宅集合)

内容 
<午前中>9:30~
原木運搬、木割り(原木の割り方)、炭出し(白炭窯)、原木立て込み、袋詰め、
簡易炭焼、炭まきなど
 <午後>13;30~
炭まき

持ち物等 汚れてもいい服装で、弁当持参、着替えなどもお持ち下さい。
その他 参加費は不要。雨天決行です。参加される方は、前日までに佐藤までご連絡下さい。

連絡先 水守人の会 佐藤光夫(0224-37-3156)
〒989-0500 宮城県刈田郡七ヶ宿町字侭ノ台100-2
hakutan7sato@mx5.et.tiki.ne.jp

集合場所等の地図も入った詳しいチラシはこちらをご覧下さい。

雨のpH測定日誌更新です。10/12

tさんから、新たに雨のpH測定データ(9/28の分)が入りましたので、測定日誌更新です。
データを表にしていますが、項目が多くて横に長くなってしまいましたので、画像が切れているかもしれません。表をクリックしていただければ、別ウィンドウで全部見ることができます。
先日tさんの仕事場にお邪魔して、pHをどのようにして測定しているか見せていただきました。ありがとうございました。
蛇足ですが、ビーカーの中の試料を電磁石の力で自動的に撹拌するための機械なんかもあって、なんかちょっと実験室っていう感じでした。

pH測定日誌タイトル
pH101012


みなさんでもサンプル採取していただければ、pH測定します。ご連絡下さい。その際は、表の各種項目を記録しておいて下さい。※1降りはじめからの雨量、※2降りはじめからの経過時間は下記を参考に算出して下さい。

※1:防災情報提供センターのリアルタイム雨量より、降り始めからサンプリングまでの雨量を記録して下さい。
※2:経過時間が分からない場合は防災情報提供センターのリアルタイム雨量より、降り始めの時間を割り出して記録して下さい。





炭まきカウンター更新10/6

炭まきカウンター101006


運営会員の高橋さんのお宅で、6〜8月にかけて、自宅周りの樹に炭を30kまいたという連絡がありました。
また、私の自宅周りでも、カシナガのフラス(樹の幹に穴をあける時に出る粉)が目立つものが増えてきています。クズの炭が出た時に炭をまいています。樹液が出ていて、なんとか抵抗力を残している感じで、そこにオオスズメバチが樹液を吸いにきています。おそるおそるハチが樹液を吸っているナラにも炭をまきました。
というわけで、炭まきカウンター更新です。

1006jueki.jpg

白砂青松再生の会のお便りのメール転載

小川先生の白砂青松再生の会から、時折お便りが届きます。先日届いたのは、ブラジルを訪問した折の日誌をまとまられたものでした。それとは別に、メール本文のお手紙があり、皆さんにも読んでいただきたく、小川先生の了解を得て、転載します。


 会員の皆様へ
  このところ少し涼しくなり、安眠できるようになりましたが、いかがお過ごしですか。これまでに経験したことのない猛暑の日が続き、来年はどうなるのか、不安がつのります。異常気象が続くと、真っ先に影響を受けるのは、移動できない植物です。
9月末に京都府亀岡市の畑を西オーストラリアから来たシャイさんを連れて沖森さんや柴田さんたちと炭を使った畑を見に行きました。その時地元の人から聞いた話では、今年はネギは育たず、キャベツの苗は枯れ、イネやアズキ、ダイズもかなり不作とのことです。コメは一等米の収量が減り、コムギも半減したといいます。梅雨時に雨が多く、夏の高温で葉が焼け、特に夏野菜がひどい害を受けてしまいました。野菜の値が高いのも当然です。カキやイチジクも日焼けで質が悪くなっているといいます。
  7月に京都市の北、一乗寺近くにあるタケダ薬品の薬草園を、緑の地球ネットワークの人たちと一緒に見に行きましたが、目が回るほどの暑さで水を飲み続けるほどでした。帰りに山を見ると、コナラやシイの葉が黄色くなり、しおれ始めていました。7月末に京都大学に用事があって出かけたところ、吉田山のシイが茶色に変わっていました。東山も軒並み広葉樹が枯れています。9月の末に府立植物園に行ったら、シイやカシの幹にビニールシートが巻かれ、薬が塗ってありました。カシノナガキクイムシが入らないように防いでいるつもりのようですが、シートの上には虫が入った穴がたくさん開いていました。おそらく、来年は枯れてしまうでしょう。10月になって大文字山のふもとまで行ったら、銀閣寺の裏山が茶色に変わっていました。このナラ枯れは、昨年は琵琶湖の西岸斜面に広がっていましたが、今年は東山へ移り、南に向かって広がり、伏見から宇治にも達しています。9月21,22日に島根県へ出かけましたが、ここでも少し高いところでナラ枯れが広がっています。愛知県や和歌山県、宮城県など、太平洋側にもでてきましたので、いずれ日本中に広がり、マツ枯れと同じ状況になることでしょう。スギのも枯れが出始めていますが、これからどれほど樹木の枯れが広がるのか、予想もつきません。この樹木の衰退現象は日本に限らず、世界的、特に北半球で広がっています。
  イギリスのキュー植物園では、任意に3800種の植物を選び、その22パーセントが絶滅していると報告しています。いわば、植物の五分の一が危機にひんしていることになります。貴重植物や生物多様性の保全が問題になっていますが、ごくありふれた植物も確実に減っているのです。むしろそのほうが大問題だと思いますが、一般の関心はまだ高まりません。これほどの猛暑が続いても、日本の政府機関や科学者たちは沈黙を守り、温暖化対策は掛け声だけで一向に前進しません。一方、白砂青松再生の会が関係している各地のボランテイア団体の動きは活発で、今年4月には加賀市でマツ林の誘導試験が始まり、愛知県美浜町では海岸林とタケ林整備の団体が動き出しました。9月に出雲市で「浜山のマツを守る会」が立ち上がり、10年続けてきたマツ林整備作業が行政を巻き込んで本格的になります。また、10月には仙台市名取で「ゆりりん会」による松林の手入れが行われます。11月には京丹後市の後援で森林整備と農業振興の活動が始まり、1月には益田市で従来行っていたマツ林再生活動が本格的になります。このほか「森びと」など、各地で木を植えようという運動が始まっており、政府に頼らない自主的な動きが見え始めました。財政的援助を望めば、それだけ税金を増やすことになります。それよりも労力奉仕で木を植え、この厳しい気候変動をかなわぬまでも抑えようと努力することこそ、今しなければならないことだと思います。未来のために私たち自身が動き出せば、政府や地方公共団体も間違いなくついてきてくれます。お互いに負担をかけないように努めて、あの暑い夏の日が少しでも少なくなるようにしたいと願います。よろしくお願いいたします。
  なお、添付する文章は今年の8月ブラジルへ出かけた時の日誌を整理したものです。ご迷惑になるかもしれませんが、お送りいたします。
                             2010年10月3日  白砂青松再生の会会長  小川眞



「白砂青松再生の会」とは小川先生が会長、事務局の会です。主に海岸林のマツ林の再生、修復をする活動です。詳しくは下記の著書をお読みなって下さい。先生の真摯な想いや情熱がひしひしと伝わってきます。ぜひぜひご入会下さい。
そのあとがきに、入会案内があります。先生のアドレスに入会希望の旨をお知らせいただければ、お便りが届くようになります。

炭と菌根でよみがえる松炭と菌根でよみがえる松
(2007/07)
小川 真

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プロフィール

光夫

Author:光夫
酸性雨によって森林が衰退し、樹木が枯れ始めています。これを予防しようと、森を元気にするために、水源の町、宮城県七ヶ宿で、森に炭をまく活動をしています。

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