白砂青松再生の会からのメッセージ

小川先生から白砂青松再生からのお見舞いも兼ねて震災のお見舞いメッセージが届きましたので、転載し紹介させていただきます。力強い内容です。


会員のみなさんへ

3月11日、三陸沖に未曾有の地震と大津波が発生し、経験したことのない大災害
になりました。身内の方や家を失われた方々の苦しみや悲しみに思いをはせる
と、やりきれない気持ちに陥ります。何もお手伝いできないことがつらく、今日
までお見舞い状を書くのも控えていましたが、何か一言、お見舞いと励ましの言
葉をお伝えいたしたく、メールをお送りいたします。被災地全域のみなさんのご
無事を願い、亡くなった方々のご冥福をお祈り申し上げます。

地域の人々が大切に守ってこられた高田松原のマツは、ついこの間まで立派に保
たれていましたが、TVで見る限り、10メートルを超えるマツがすべてなぎ倒され
て見えなくなりました。実は2月18日から20日にかけて、高田松原を手入れする
作業に加わるため、陸前高田に出かけたばかりでした。その時話を聞いていただ
いた方々や一緒に働いた多くの方々、特に喜々として手伝ってくれた子供たちの
姿がまぶたから離れません。お世話になった方々の姿を求めて終日TVを見ていま
したが、見つからず、連絡も取れません。一日も早く良い知らせが来るよう、み
なさんのご無事をお祈り申し上げます。
もう一か所、宮城県名取市の閖上浜でも、地域の人々の手で熱心にマツ林の手入
れが行われており、二年ほど前からお手伝いしていました。昨年10月に訪れた時
には、落ち葉かきが進んでいるきれいな海岸林を見せてもらいましたが、どう
なったか心配です。ここは波の勢いが三陸海岸よりは緩やかだったためか、低い
マツ林は残ったように見えますが、その背後にあった家はすべて破壊され、未だ
に海水が引いていないようです。ここでも大勢の方にマツ林手入れの話を聞いて
いただき、作業に参加していただきました。美味しいおにぎりやキノコ汁をいた
だいたのが、昨日のことのように思い出されます。幸いお世話になった「ゆりり
ん会」の大橋さん御夫妻は御無事だったようですが、ご家族や家を失った方々も
多いことと思います。みなさんのご無事と一日も早い復興をお祈り申し上げます。
地震や津波に加えて、心配していた原子力発電所にも大きな事故が起こってしま
いました。福島の原発事故のために、多くの方が避難を余儀なくされています。
福島県の海岸は調査のためにしばしば訪れたことがあり、はじめのころ杉浦さん
達と一緒に炭を埋めてマツを植える実験をしたことがあります。会員の皆さんや
御家族、お知り合いの中に被災された方もおいでになることと存じます。健康に
留意され、安全にお過ごしくださるよう、お祈り申し上げます。あまり確かでは
ありませんが、炭や活性炭が放射線の防護に効くという話があります。何とかし
て不安を除く手立てを探してあげたいと思いますので、情報をお知らせください。

地震のあった翌日、3月12,13日に、これほどの大災害になるとは思わず、こん
な時だからこそと、愛知県のみなさんのお世話で「2011年度第5回白砂青松再生
の会」を美浜町の日本社会福祉大学で開催し、海岸にマツを植え、タケの炭作り
を手伝いました。その時参加していただいたみなさんの合意で、「国土と人の命
を守るために、未来に向けて決してあきらめず、勇を鼓して、また海岸にマツを
植え続けよう」という申し合わせをいたしました。
外国の友人たちからも見知らぬ人からも、お見舞いと励ましや炭を使うアイデア
などが届いています。世界が私たちの不屈の精神をたたえ、見守り、 'Never
give up Japan' という声援を送ってくださることを、永く心にとどめましょ
う。力を合わせて一日も早く立ち直り、海岸がマツ林にまもられた元の姿になる
よう努めたいと願っています。みなさんがお元気で、ご無事にお過ごしくださる
ようお祈り申し上げます。

               2011,3,20
          「白砂青松再生の会」会長 小川 眞

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プロフィール

光夫

Author:光夫
酸性雨によって森林が衰退し、樹木が枯れ始めています。これを予防しようと、森を元気にするために、水源の町、宮城県七ヶ宿で、森に炭をまく活動をしています。

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