森林での放射性物質の動きについての考察(大森先生より)

20140514-3
大森先生から昨年末にお手紙と、「日本奥山学会」の学会誌の第一号をご恵送いただきました。
すっかりブログに掲載するのが遅くなってしまいましたが、
大変重要なことですので、
転載させていただきます。
合せて、大森先生の学会での講演の動画も下の方にありますので、ぜひご覧ください。
樹木は、樹種によって多少違いはあるでしょうが、
梢に行くほど成分的にカリウムの含有量が高い、
つまりおなじようなふるまいをするセシウムは、梢のほうが含有量が高いということになります。

日本奥山学会の学会誌も是非ご一読ください。
日本奥山学会のサイトから購入できるようです。

以下大森先生からのお手紙-----------------
 放射能汚染は、何とも、とんでもない災難です。
昨年、熊森協会(会長森山まり子氏)で日本奥山学会を立ち上げ、学会誌も発行されました。
そこで、立ち枯れについての原稿依頼があり、立ち枯れに関して15頁ほど頂書きました。
学会誌をお送りします。
放射性物質も、他の大気汚染物と同じ行動で拡散して行きます。
その物が放射能をもっておるので困ります。
放射性物質の汚染は、大気汚染物の硫酸で樹木が枯れるように、
汚染物は風で移動し、樹木に付着して、雨で根元に落とされ、土壌を汚染します。
土壌に落ちた汚染物は、水に溶解して樹木に吸収されます。
図5に、マツの木を、3m置きに試料を切り取り、成分の含有量を測定した結果が示して有ります。
図5のAに、カリウム(K)は先端に行くほど含有量が多くなっているのが分かります。
CsもKの仲間ですから、雨に溶けて吸収され、先端に蓄積される可能性が有ります。
別図のシラビソの枝も葉も成長にはKが必須成分なので、先端に大量に集められています。
落葉すると、葉にCsを含んで居ますから、また、草もキノコも、毎年集めて保管するか、灰にして保管すると、
土壌のCsの量の減少は、早くなる可能性があります。
町うちの保管場所をどこにしたら良いかが問題になりますが?
炭を撒いて吸着をしても、炭を回収しない限り、その場の放射能濃度は変わりません。
お役に立てば幸いで御座います。
おからだに気をつけて、ご活動お願いいたします。
2013.12.28 大森禎子

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20140514-2

大森先生の日本奥山学会での講演の動画
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光夫

Author:光夫
酸性雨によって森林が衰退し、樹木が枯れ始めています。これを予防しようと、森を元気にするために、水源の町、宮城県七ヶ宿で、森に炭をまく活動をしています。

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